ごきげんよう、本日二回目。
再び、学校事務の本です。
昔学校事務の採用試験を受けたことがあって、そのときのために勉強したものです。
でも筆記が低くて、2次まで行ったけど落ちてしまったなあ…
次年度受けてたら確実に受かってました。まあいいけど。
さて、タイトルに入れたのは、本書で紹介されている、ある学校の教室に貼る、学級目標掲示用の大きなプリンタについての話。
当然、そのようなプリンタは高価で、印字に縦じまができて見にくくても、印刷自体はできているので買い替えはしていなかったというのです。
まあ学校ではよくあることです。やたら新品の高級品ばかり揃える文化でもないですから。
ただ、見にくいことを認識していても、経費の都合上買い替えはせず、見にくい印字のまま掲示していた。
お金という大人側の理屈は子どもたちにとってはあまり関心のないことです。
(まあ、それでも子どもたちも「考慮」すべきではありますが)
しかし、あるとき事務員が教室の状況を確認し、これは教育によろしくないということを判断して、
ようやく買い替えを決意したという話です。
学校に関する備品については、教員よりも事務員の方が偉いです。財布を握っていますから。
ただ、学校という場は、教育的効果を考えるべきところもあり、資本主義のしくみばかりに従うべきでもありません。
何よりも、子どもたちへの教育的効果を考えるということ。
そのために、学校事務が大きな役割を背負っているというお話でした。
今後学校事務の採用試験を受ける人は、こういう本をよく読んでおくべきでしょう。
学校事務職員の仕事術 結果を出してやりがいを実感! [ 坂下充輝 ] 価格:1980円 |