ごきげんよう、凩です。
今回は半分宣伝、半分記録用です。
NHKスペシャルの『日本人はなぜ戦争へと向かったのか』(2011)という日本の戦争に関するドキュメンタリー番組があります。
私は大学生のとき、メディア学関連の講義で初めて視聴しました。
キャスターは松平定知さん。
時折流れる再現アニメのナレーションは小山力也さん(ちょうど同じ時期にアニメ『Fate/Zero』にも出演していました)。
5回シリーズのうち、確か2回分を観た覚えがあります。
特に覚えているのは、第3回の『”熱狂”はこうして作られた』でした。
満州事変から太平洋戦争へと向かう大日本帝国の暴走は、軍部の独断だけだったのかというと、
実はメディアの扇動も大いにあったのではないかという指摘。
ごもっともです。
実際、ラジオ放送では真珠湾攻撃などで声高に日本軍の戦果を唱え、国内が高揚していたのは間違いありませんでした。
どこかで後戻りができなくなっていってしまった。
責任を取るべき各立場の人々が、その所在をあいまいにしたまま、流れのままに地獄へと突っ込んでしまったこと。
軍部内には、戦争はあってはならないと思っていた人も少なからずいたようです。
ただ、「状況や空気感に流されてしまった」というのが最も恐ろしいですね。
日本も、「ここで引き下がるなどすれば、日本はずっと下っ端だ」というプライドがあったともいわれます。
でも、そんなプライドこそが厄介ですね。
本質をとらえるべきです。
戦争をするべきか、しないべきか。
見るべきは戦争という行為そのもの。
事実、(最近は衰退も叫ばれていますが)日本は戦後、驚くべき成長をしたのですから、
そのようなポテンシャルは持っているのです。
選択を誤らないこと。
本質を見抜くこと。
変なプライドは捨てること。
さて、『日本人はなぜ戦争へと向かったのか』シリーズですが、
第4回まではU-NEXTで2021年末まで無料で見れます。
この機会にいかがでしょうか!
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