どうも、凩です。
読みためた本のレビューをしていきます。

いやあ、こんなタイトル書いておいて、
私の机の上が本だらけになっていることが恥ずかしくて仕方ない!

本を縦に並べていくのがセオリーだとは思うんですが、
私はなぜか横に積み上げていく癖がありまして…

片付ければいいものを、
「こんなに本を買っておいて、読んでないから机の上が乱雑になるんだ!」
なんて、違う言い訳を作って結局片づけをしない。

いかんいかん、早く本を読まねば…!(←馬鹿)

さて、佐藤幸司先生の著書。明治図書の「実務が必ずうまくいく」シリーズですね。
研究主任のやつも持ってます。よりによってつん読状態ですが。

教務主任というポストをご存知でしょうか。
教員をされている人でなければ、ほとんどなじみがないかもしれません。
私も、中高生だったころの教務主任の先生、具体的に何をされていたかよく覚えていません。

集会の時に司会進行やってたくらいかなあ。

教務主任は、教員集団の中ではナンバー3にあたります。
学校の代表・責任者である校長、校長を助け、教員のリーダー(頭)である教頭、そして教務主任。
生徒の教育だけでなく、教員の指導・助言もする立場です。場合によっては、校長・教頭が不在の時に学校の顔として動くこともあります
(主幹教諭という職を置いて、教頭の次に位置付ける学校もあります)。

具体的には、学習指導計画の中心となり、授業の進行を管理します。時間割管理なども教務主任が責任者となって動きます。
職員会議では司会進行役を務めることもあります。

他にも膨大な書類仕事(教員の世界では、生徒と関わる仕事以外の仕事(主に書類を相手にしたデスクワーク)を「事務仕事」と言います)がありますが、ここでは割愛します。
とにかく、私が見てきた中で、教務主任殿はみなとてもお忙しい印象を受けました。帰るのも結構遅かったですね…。

そうそう、教育実習生の指導・管理もされます。

おっと、話がそれてしまった…!
こういう学校・教員関係の紹介なら、別のページつくってやる方がすっきりするからいいですよね!
また考えよう!

さて、本書は、実際に教務主任を経験された大物教員の方がご自身の経験をもとに書かれた
教務主任の心得本です。

具体的なノウハウなんか載ってません。それは現場で学ぶのです!
というよりも、教務主任のハウツーなんか手取り足取りOJTで教えてもらえるわけないですよ。
学校に一人しかいないんだから!みんな忙しいんだから!
こういう本があるだけでもめちゃくちゃありがたいものです。

それよりも、仕事をする上での「心得」が載っています。
例えば、机の上や周りはきれいにするとか!
電話応対は一流企業を見習えとか!

教員と言えど、ビジネスマン・サラリーマンとして、
仕事のできる人としてふるまおうじゃないか!というものです。

教員なりたての人でも、参考にするべきことはたくさんありますよ。

こういう教えがあります。
副担任は担任としてどうふるまうべきか考えて行動すべし。
担任は学年主任としてどうふるまうべきか考えて行動すべし。
学年主任は生徒指導主任(あるいは教務主任)として…
主任は教頭として…
教頭は校長として…

常に、一つ上のポストを意識して仕事をするのです。
それが、学校全体を見るということ。

チーム学校の時代、常に学び続ける教員集団が求められています。

実務が必ずうまくいく教務主任の仕事術55の心得 [ 佐藤幸司 ]

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