ご機嫌よう、凩です。

新年のご挨拶から、ずいぶん時間がたってしまいました。

天皇誕生日(2/23)の関係で三連休なので、ちょっと余裕ができたので
部屋の掃除・片付けがてら、ブックレビューを更新します。

講談社まんが学術文庫から、ショーペンハウアー原作の『幸福について』です。

古典文学の漫画化といえば、イーストプレスが有名ですが、
最近は出してないみたいですね。

さて!
本書は漫画なので、難しい言い回しはなく、彫刻家エリザベート・ネイとの出会いに始まり、
そこから彼の哲学が展開されます。

おしゃれで女好きのハンサム哲学者・ショーペンハウアーですが、
父が厳格な商人で、苦労も多かったようです。

彼は厭世主義といわれるようですが、幼少期や彼の講師時代の経験が、世の中を悲観的に見るようになっていったのかもしれません。
ゲーテとの出会いから学問の道が切り開かれていき、念願ではあっても、さらなる波乱に満ちた哲学の人生に入っていきます。

こういう生き方は嫌いじゃないですけどね。
ぜひ幸せになってほしい。

てかなりたい(笑)

別に私はそんな大変な境遇じゃないんでしょうけど!

彼の思想自体は、頑固な感じでストイックですが、
それが強靭な自我を形成していると言えるでしょう。

もっと時間に余裕があったら、きちんと邦訳の著作を読みたいものです!

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