凩です。

寒いですね。

北海道ではマイナス30度とか言われています。

 

さて、河合薫さんの著作です。

CAや気象予報士としてのキャリアも持つ学者さんです。

労働環境に関する研究をされているようです。

 

論文というよりはエッセイに近い砕けた感じの文体です。

 

残念な職場には、固定観念にもとづいた不合理なルールや空気感があるといいます。

「無責任な人ほど出世する」とはよく言われる話ですね。

 

良い組織を作ることは重要なことですが、

上司になった人たちは組織の維持という役割と責任が付与されるので、

そればかりに気を使うと「保身」の要素が強くなってしまい、

批判されやすいですね。

 

対して、世の中に最も影響を与え、

最もあくせく働いているのは、結局現場の人たちなのです。

 

ただ、事務所も「現場」としてとらえれば、

職場環境をよくするという仕事を担う管理職やヒラの人々も、

全員「現場人」ということになるのではないでしょうか。

 

挨拶やコミュニケーションなども大切ですが、

私は適材適所の役割分担と各人の適応力が重要だと思います。

 

女性労働者の使い方についても避けられないテーマですが、

育児の経験がある女性はマネジメント力(手際よく家事をする、わかりやすい指示、時間管理)がとても鍛えられていると私は思います(←偉そうですいません)。

マルチタスクの能力は少なくとも男よりありますよ。

その意味では、女性の方々の働き方を我々男も見習わないといけません。

負けていられません。

 

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