ごきげんよう、凩です。
寒くなってきました。いかがお過ごしでしょうか。
内藤誼人(よしひと)さんの著作。日常生活での実践的な心理テクニックの本を沢山書かれています。
一般向けとはいえ、英語論文を30冊近く参照しているというエビデンスの嵐。
こんな数字、学者としては普通かもしれないですが。やっぱ学者すごい。
さて、この本、タイトルの「9割」という数字は本書のどこにもなかったような気が(あったらすいません)
でも、冒頭のユングの主張からもわかるように、無意識というのは人の心の大部分を占めていることから、
9割という数字は間違いではないでしょう。
きっと9割なんかじゃないですけど。
9割9分9厘くらいじゃないですかね。
いや、それも「9割」って言っていいのか。
とまあ、このように数字を示すのは信頼性がぐっと高まるという話です。
「みんなが言ってたよ!」
というより、
「3人くらいが言ってたよ!」
と言った方がリアルでしょう。
まあ、「みんな…」なんて言ってる人はそんな具体的な数字知らないでしょうけどね。
数字が数えられない人と思って心の中で笑ってあげましょう。
さて、「暗示」と言いますが、
実際人を動かすのはきっと「言葉のリアルさ」だと思います。
今回引用させていただいた「自己暗示は手が届きそうで届かないレベル」というのも、
目標設定に活かせますね。
1時間で1ページ進めるぞ!(まあ楽勝、むしろ30分で終わるだろうから適当にがんばろ…)
よりも、
1時間で3ページ進めるぞ!(どうかな、ぎりぎりだろうか…でも不可能じゃないはず)
という目標のほうが取り掛かりの気合も違うし、達成感も違うでしょう。
むしろ1時間後もまだ集中力を残していて、さらに2時間でも3時間でも続けられるかもしれません。

人は「暗示」で9割動く! 人間関係がラクになるコミュニケーション心理術 (だいわ文庫) [ 内藤誼人 ]

価格:616円
(2017/12/12 07:31時点)
感想(5件)