お久しぶりです。
凩寒月と申します。
夏休みももう終わりですね。
さて、マイケル=サンデルの代表作。
2011年に発行、私は確か京都駅で朝早くからオープンする書店で発売初期に本書を買いましたが、
この度ようやく読了いたしました。
学生時代はカントの部分を倫理学のレポートのために引用した覚えもあります。
また、ファーマティブアクションの問題点について書かれているところで、真の平等の難しさを感じたり
アリストテレス的な目的論的世界観に妙に納得したり(本書ではむしろ批判される説ですが)
さまざまな学びがありました。
内容は、「正義」という哲学のコアな部分を語っているため
大変難しいですが、功利主義やリバタリアン、そしてカントなど、
哲学の基本から話が進むので、高校生からでも読めるかもしれません。
ただ、難しいうえに、アメリカが主な舞台で、
退屈だと感じてしまうと一気に読む気を失ってしまいますので注意。
ちゃんと読みたいですしね。
読みたくなったらどっしり構えて読むのがいいのではないでしょうか。
ちなみに、出版当時はオバマ大統領でしたが、
大富豪トランプ現大統領の言葉も載っていたような…
また時間があるときに探してみよう。

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