タイトルの引用文は、本書にも引用されている中里見 博さん(本書では「中見里」となっていますが…)の論文『ポルノグラフィと性暴力』からの引用です。孫引きでごめんなさい。
性犯罪者は、女性を人間としてではなく、単に性欲のための「モノ」として扱っている、
だから性犯罪というむごい行いができるのである。
そして、そんな男性性犯罪者も、人間とは言い難い。
ゆえに、犯罪を犯すと、「人としてどうなのか」を問われるわけです。
本書では性犯罪について要因、被害者、加害者、治療と処遇について網羅的に扱っており、
またコラムとして痴漢と女性の服装、男性性被害者なども扱っています。
コラムの中ではもう一つ、児童ポルノについてもあり興味深かったです。
これは心理ブログで詳しく紹介したいと思います。
凩でした。

性犯罪の行動科学 発生と再発の抑止に向けた学際的アプローチ [ 田口真二 ]

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