こんばんは。

凩です。

この頃風が強いですね。涼しくて嫌いじゃないですが。

みなさまGWはいかがお過ごしでしたか。

さて、植島啓司さんの著作。

東大卒の教授ですよ。

人類学の観点からの男女の愛に関する考察。

真面目な書物です。

みんなで不幸になる日本人(笑)と違って、世界には様々な人々がいるんですねえ。

私はある意味「古い」考え方の人間、本書においては「ヴィクトリア朝の人間」

といえるでしょうから、ここで紹介されているような性道徳に対しては反感を抱いてしまいます。

今の人間の社会が自然の摂理に反していたとしても、

それが人類が選んだ生き方なのではないか

と思うのです。

ある意味絶滅への第一歩なのかもしれませんが。

愛する人ができたらまた考えよう。

ただ、学問的な話ですが、キリスト教など宗教における愛の在り方、

また古代ギリシャの美に対する高い評価(ヘタイラの例)については

とても興味深く読ませていただきました。

愛が生物学的にも社会生活の上でも人間の普遍的なテーマである以上

こういうことも真面目に学んでみようと思う今日この頃です。

官能教育 私たちは愛とセックスをいかに教えられてきたか (幻冬舎新書) [ 植島啓司 ]

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