どうも、凩寒月でございます。

いよいよ春らしくなってきましたね。

山口真由氏。東大主席、元官僚の弁護士の方。

書物を書かれているので、今は時間的にその余裕があるといえるかもしれません。

ただ、彼女の場合、学生時代は勉強にすべてを費やし、

官僚時代は起きている時間すべてを仕事に回されたという、バリバリのエリート。

食事にさえ時間と気遣いに神経を使われていたそうで。

まず、この方のことを悪くいう人がいたという点についてですが、

確かに「1番を取ること」にここまでこだわってきた方に対しては、

理解不能なところも私にはあります。

もっと別の趣味とかもっても良かっただろうし(あったんでしょうが)。

ただ、じゃあ彼女と同じことが果たしてできるのか。

まず私は東大卒ではありません。

東大に合格することがどれほど「すごい」ことか、私もそこはわかります。

私も浪人時代、東大クラスにいましたから。

しかも、東大で主席になるということ。

できますか?

私はできません。

だってそこには日本中から最高レベルの天才や努力家が集まるんですから。

私の出身は東大ではないですが、そこでも主席にはなれませんでした。

私はそこまで勉強に情熱を傾けていなかったんですが…笑

彼女、並大抵の努力ではないでしょう。本当に尊敬します。

(東大の首席というのは一年に1人は必ずいるわけで、珍しいものでもないのでしょうが)

ただ、官僚時代や弁護士の彼女の振り返りを見ると、

「いやあ、リアル『官僚たちの夏』だなあ」

と思うところもあれば、

彼女の「融通の利かなさ」が

彼女の苦労となっていると感じるところがあります。

(彼女が20年間で築き上げてきた自分流の生き方、という意味で)

人生は理不尽です。

その理不尽さを感じながら、人は社会に出ても成長し続けることになる。

彼女も、まだまだ成長し続けることでしょう。

これからの日本、世界のために。

期待しています。

(期待されるのはエリートだから、です。

自分たちには得られなかった能力ないし知識、経歴を

エリートは持っていますから。

我々国民が政治家や教師、警察に厳しいのは、

そんな選ばれた人たちだからこそ、

日本を、世界を、我々をリードしてほしいと期待しているんです)

最後に、「エリート」について。

東大に合格すること

官僚になること

弁護士として活躍すること

TVなどメディアに出ること

金メダルをとること

これができる人がエリートでしょうか。

とてもわかりやすく目に見えやすい世界です。

でも、

必ずしも彼らが人徳者で、世界を変えて、夢を与える力があったのか

というと、それなしに「選ばれた人」を語るのはどうかと思います。

元スポーツ選手の薬物使用事件が大々的に報道されました。

彼の責任は、子どもたちの夢を奪ったことにあります。

名を残せばエリートか。

そういう考えもあるでしょう。

歴史の教科書に載っている人物は皆エリートでしょうから。

でも、彼らはたまたま表に出る人物だったにすぎません。

パラダイムを転換させたのは彼ら(だけ)ではない。

私は最近、それを実感します。

エリートでなくても、世界を変える人はいる。

例えば恩師や、ベンチャー企業の成功者。

知名度はないでしょうが、彼らのガッツには、

「エリート」以上の柔軟性と情熱が伝わるからこそ、

我々はそこに夢を見出します。

大局的にみると、そういった努力と創造力を持った人が

エリート以上にエリートになるでしょう。

…とまあ、よくわからないものを語ってしまいました。

せっかくなので、このまま載せます。

なんか最近、本の紹介というより、

本の題材を取り上げて持論を語ってるような感じになってますね。

まあいいか…。

それでは今日はこのあたりで。

ごきげんよう。

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