井沢元彦さんの作品。
彼は歴史学者ではなく、作家です。
文体・形式も論文というよりは語り口調、あるいは随筆っぽさがあります。
高校生の頃に彼の歴史推理小説を読んでハマった覚えがあります。
ケガレ、言霊、怨霊など日本の宗教観について語っていらっしゃいます(言霊については本書でのテーマではないですが)。
彼の論のとおりに授業は行えないだろうから、(史資料からの物的証拠というよりも精神面に重きが置かれているという意味で)
「学校では教えてくれない」という言葉は的を射た表現だと思います。
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