お久しぶりです。凩です。

つんどく状態の本が多くなっております。あと、読んだけどブログに書かずに積んだままのやつとか。

部屋の片づけするならこの時期だよなあと思いつつ。

仕事してると本を読む時間なくなりますね…。

いや、最近は本じゃなくてスマホ見てるからいけないんだな(笑)

仕事…か……

(↑私事です。)

さて、多島斗志之さんの作品。

取材力を感じさせる内容です。後ろの参考文献一覧を見てもわかるでしょう。

精神医学に興味があったので読んでみました。

他の方のレビューを読んでみてもわかるんですが、メインストーリーだけでも十分楽しめます。

私としては、メインもサブもその他の要素も面白かったですが。

これ以上はネタバレ的になリますが、

ラストがあまりスカッとしなかったのが残念かなあ。

でも、そこに至るまでの様々な伏線は見事だと思います。

本文中にも出てきますが、文学的な描写はおさえてあり、

むしろ精神医学研究ルポ小説といった感じです。

派手で目を引くような状況はないけど、

取材に基づいて丁寧に書かれた学術ミステリ。

余談:

文庫本裏表紙の説明文?がかっこよかった。

「異常と正常の境界とは」とか。

しっかし、「かつてない繊細さで描き出す、魂たちのささやき」みたいな表現って

どうやったら思いつくんだろう…

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